熱愛認めたのがきっかけね….
その強力なファン層が
カンダニエルに背を向けた訳
最近カンダニエルをめぐるファン層に異常気流が少しずつ起きている。 それ異常気流を可視化させたのは ふくらんだ熱愛説だ。 カンダニエルはガールグループトゥワイスジヒョとの熱愛説がさく烈し、最終的にこれを認めた。 カンダニエルはファンのためにメッセージを伝えた。 彼は公式ホームページで「突然のニュースに接し、とても驚いた皆さんには本当に申し訳ない。今一人立ちできるまでに、本当に多くのことがあった。 たまには本当に疲れたりもしたが、そんな私を捕まえて下さったのは、他でもないファンの皆さん」と話した。
しかし、熱愛説を認めるとともに、このような謝罪文にもかかわらず、ファンが出す不満の声は大きくなった。 もちろん熱愛説にもかかわらず、これまで通り、支持の心を表わすファンが多いが、否定的な反応も少なくない。 否定的な声が指摘するのは、今歌謡界にやっとソロデビューしたカンダニエルがすでに公開恋愛をするというのは時期尚早ということだ。 どうしてこのように強固に見えたカンダニエルのファン層が揺れたのか。
ファンは熱愛説自体が問題ではないという反応だ。 それよりMnet <プロデュース101>で注目され、彼を無限に支持するファンができたが、その後に今までカンダニエルが見せてきた一連の過程が失望感を与え、それが蓄積されて熱愛説で初めて爆発したというのだ。
振り返ってみると、カンダニエルは<プロデュース101>で一気にいきなりスターとなった。 さらに「カンダニエル現象」という言葉が出るほどだった。 ところが、このファン層は、ユニークな面があった。 <プロデュース101>の性格がそうであるように完全に準備されたアイドルではなく、成長していくアイドルに早くから作られたファン層であり、だからこそ、無限支持するだけに、その成長過程にファンの積極的な声が介入するようなファン層だったという点だ。
このような「育成」の概念が加わったファン層は、より強力な力を発揮せざるを得なかった。 それはファンがより能動的に介入する余地がより多かったからだ。 しかし、ここで重要なのは、この成長のためのファン層の欲望をアイドルが十分に満たして与えたのかという点だ。 愛情を消費で表現する、最近の消費ファン層は、ファンのニーズをさらに育てたのに対し、カンダニエルをめぐって繰り広げられた一連の議論と事件はそんな欲求を満たせなかった面がある。
さらに所属事務所との紛争で、企画会社が市場の秩序を乱すとあげていた時もファンはカンダニエルを支持したが、彼がソロアルバムを出したときにその支持に亀裂が生じ始めた。 そんな難しい状況の中でも支持の意思を曲げなかったファンの立場では、カンダニエルが より熱心に努力し確実に成長した姿を見せる事を期待したが、新曲は失望感だけ残した。 もちろん音源公開されたときのファン層は何の条件もなしに音源を購入することにより、愛情を表現したが…。
カンダニエルに背を向け始めたファンは「熱愛説」が問題ではないと言う。 それは一種のきっかけだという。 新曲で「努力する姿」を発見できなかったファンたちは 熱愛説が「時期尚早」とみなすしかない。 それは初心を失ってしまったという致命的な態度の問題である可能性があるからだ。
今回のカンダニエルのファン層のいわゆる「タルドク現象」は、以前「カンダニエル現象」と呼ばれたそのシンドロームが持っていたバブルの要素をそのまま表わした面がある。 もちろんそれは、カンダニエル自らが、努力して成長する姿を通じてバブルではなく、実体になることができたが、これまで彼が見せた一連の失望した結果がそのシンドロームをバブルに作りあげた。 いくら「可能性」を持っていても努力を通して、それを実力にすることはできないのに、とんでもない議論に巻き込まれているとすれば、それはバブルになるしかないのではないか。
ジョンドクヒョンコラムニスト@entermedia.co.kr