新兵教育隊に入隊するときには様々な決まりがありますが、絶対に所持してはいけないものが数多くあります。たとえば、携帯電話、カメラなどの貴重品、ネックレスや指輪などのアクセサリー、たばこ、酒、飲食物などです。
(写真はイメージです)
慣れない大部屋生活
今の若者にとって、入隊と同時に携帯電話を使えないというのはとても辛いことですが、軍隊ですから仕方がありません。そして、あらゆる生活必需品が入隊時に新兵教育隊から支給されます。それにともなって、入隊するときに着ていた私服は実家に送り返されます。
不安の中で始まった新兵生活。彼らはどんなところで寝るのでしょうか。
基本的に、新兵は全員が大部屋で寝泊まりします。10人以上の兵士たちがからだを寄せ合って大部屋で「ざこ寝」をするというのが実態です。それまで個室でゆっくり寝ていた人にとって、大部屋での就寝は辛いのですが、軍隊ですから辛抱するしかありません。どんなに他人のいびきが気になっても、慣れるしか方法がないのです。また、新兵教育隊の兵士たちは、訓練中には原則として外部に電話をすることができません。ただし、手紙を送ることは許可されています。
「おふくろの味」が恋しい
新兵たちは、手紙を受け取ることはできます。最近は、電子メールで来た手紙をプリントアウトしてもらって受け取ることが可能です。ただし、小包みや宅配便などは新兵訓練中には原則として受け取れないことになっています(例外はあります)。
それでは、新兵たちの平均的な1日を見てみましょう(季節によって時間が変わることがあります)。
午前6時に起床し、点呼を受けて掃除・体操を行ないます。7時から朝食を食べて、8時から午前の訓練が始まります。 正午に昼食を食べて、午後1時から午後の訓練を行ない、午後5時にすべての訓練が終了します。午後6時から夕食です。その調理や配膳は新兵たちも交代で担当します。
最近の韓国軍は食事の改善に力を入れていますが、それでも家庭の味にかなうわけがありません。新兵たちはすぐに「おふくろの味」が恋しくなるでしょう。そして、午後7時から自由時間があり、午後10時に就寝となります。
こういう規則正しい生活を兵役中はずっと繰り返すことになります。
source:ロコレ
文=康 熙奉(カン ヒボン)
午前6時 起床
⇒ 点呼 掃除・体操
午前7時 朝食
午前8時 訓練
正午 昼食
午後1時〜 5時 訓練
午後6時 夕食
午後7時 自由時間
午後10時 就寝
ジヨンの場合
この規則正しい生活に慣れるのも
大変そう…
自由時間と言っても
あの部屋で何するんだろ〜
好きな音楽も聞けないしね…
眠れてるんだろか…