罪を犯せば罰を受ける。もちろん罪が事実であることが明らかになった場合だ。 しかし、どうすることもできず、止まっている一つの事件、スンリとクラブバーニングサンだ。 いつのまにか半年を向かえる。 季節なら二度も変わるほどの期間だ。 一ヶ月前スンリとユリホールディングス前代表ユ·インソク令状実質審査を最後に、次第に薄れつつある。
「偉大なるゲャツビー」を喩えて「スンツビー」と呼ばれたスンリ、若くして本業である歌手だけでなく、ラーメン、クラブなど各種事業を成功させて嘱望される事業家に浮上した。 芸能界でもスンリをロールモデルにして憧れる後輩たちも、簡単に見つけられ、芸能界でも最も『ホット』な人物の一人だった。 しかし、そんな「スンツビー」の仮面が剥がれ、事件はまったく別の局面を迎えた。 単純なクラブ内の暴行事件であるとばかり思っていたが、その中身を覗いてみると、警察との癒着関係、食品衛生法違反、不法薬物疑惑、不法撮影物の撮影および流布、性的接待、性売買、横領など、映画よりも映画のような現実が明らかになった。 バーニングサンで麻薬をしたスタッフたちは捕まり、不法撮影物の主犯になったスンリの「親友」チョン·ジュニョン、チェ·ジョンフンらもそれぞれフォトラインで謝罪し、自分の罪を認めた。 しかし、最も中心に立ったスンリだけが巧妙に事件の中心とは かけ離れた。
先月14日、売春斡旋や横領などの容疑で令状実質審査を受けることになり、全国民の関心が集まった。 しかし、半日で出た結果は棄却。 裁判部は「争いの余地がある」という言葉で棄却理由を代弁した。 これはスンリとユインソクを拘束した場合、争いの余地があるということ、言い換えれば罪が成立するかどうかすらの反問とみられる。スンリは令状棄却を聞いて帰宅した後、再び姿を消した。
特に、捜査当局が容疑の立証に最も自信を持っていた横領容疑だったにもかかわらず棄却され、さらに大きな虚しさを抱かせた。 拘束の可否が罪の立証と比例するわけではないが、大衆としては一抹の可能性があるもの。 しかし、捜査当局は補強捜査をする方針で、数ヵ月間進めてきたバーニングサン捜査に対しても最終結果を発表するという方針が色あせるほど静かだ。 それからもう一ヵ月の時が流れたがその間、スンリの追加召喚の日程はなく、資料提出要求もなかったという。
令状実質審査で性売買の疑いは認めたとされるスンリによって、警察は横領容疑に力を注ぎ、補強捜査中であることがわかった。 今まで明らかになった金額が5億ウォンを超える。 しかし、スンリ の追加となった近況は、令状棄却の翌日、平然と運動をする姿で怒りを買うだけだった。 特に物理的に捜査する時間が減っていくことがさらに大きな問題だ。 スンリの今月末の軍入隊が有力視されているためだ。 このまま何の処罰もなく軍隊に入隊した場合、むしろスンリにとって軍隊は逃避先になるわけだ。
警察は、その後提起されたYGエンターテインメント代表ヤン·ヒョンソクの性的接待疑惑に対しても情報提供者を探し出し「容疑が立証されれば内偵捜査をする」という立場だが、これも事実上変わったところがない。 さらに、バーニングサンは再オープンを準備するという話まで流れ、捜査当局の存在意義まで問われている。 その間、チェ·ジョンフンは、集団性暴行容疑で拘束·起訴されるなど、事件別の速度が違うのは「気」のせいなのか、特にスンリとバーニングサンの時間は、遅く流れている感じをぬぐえない。
正義は必ず勝つことができるのだろうか、もしかしてたら、結局スンリが勝利するのか。 警察は スンリの軍入隊前までに捜査を終えて検察に送致するという抱負。最後のゴールデンタイムまで見逃さないことを望む。
@スポーツソウル