BIGBANGも遂に全員が兵役
韓流エンタメのウォッチャーが、こぞって「人気、実力、共に別格」「歴史に残るグループ」と高い評価を下すのが、ダンスボーカルグループのBIGBANGだ。
写真変えました
11月から12月まで東京、名古屋、大阪、福岡でドームツアーが予定されていることからも分かる通り、日本での人気も図抜けている。ライブ情報サービス「LiveFans」が発表した2016年の年間観客動員ランキングでは約180万人の動員推計で、日本勢アーチストを抑えて堂々の1位。ちなみに2位は嵐で、こちらは約91万人。倍近い差がついたことになる。
メンバーは、G-DRAGON(29)、T.O.P(29)、SOL(29)、D-LITE(28)、V.I(26)の5人。その人気と実力を、韓流に詳しいライターが解説する。
「韓流アイドルという枠はとっくに超えています。まさにアジアのスターです。リーダー兼プロデューサーで、作詞作曲も手がけるG-DRAGONの天才性がグループの肝ですが、他の4人も歌やダンスのレベルは極めて高く、ソロとしての実績も持っています。T.O.Pが俳優としても評価されるなど、それぞれ自分1人の仕事をこなし、また5人に戻り、再び1人の仕事……というように、グループとソロを自由自在に行き来するというスタイルは、韓国の芸能界では、それほど類例があるわけではありません。彼らの実力と人気が傑出しているからこそ可能な売り方だと言えます」
だが日本でのドームツアーを終えると、基本的にBIGBANGは活動を休止させていく。人気絶頂のグループがなぜ、という疑問への回答は簡単だ。いよいよメンバー全員が兵役に就くのだ。
全員が一気に兵役に就くBIGBANG
韓国の男性は兵役が義務。19歳までに徴兵検査を受け、29歳までに兵役に就く。服務期間は基本的に21カ月。この間の芸能活動は不可能だ。朝鮮半島の緊張状態を考えれば仕方ないとはいえ、本人も事務所も「せっかく売れたのに、兵役中に新人が人気を集めたら、一巻の終わり」、「21カ月も芸能活動を止められると、勘が鈍ってしまう」と怯えて当然だろう。
1人で活動する俳優や歌手は仕方ないが、グループの場合はメンバーの間で入隊時期を調整し、活動を継続させる方法もある。
「超新星という男性アイドルグループは6人組ですが、誰かが兵役中でも、必ず他の誰かが芸能活動を続けてきました。今年で10周年を迎えたのですが、4人が兵役中です。関係者も『6人全員が揃っていた時期より、入隊で誰かが欠けていた時期の方が長いかもしれない』と冗談めかしながら、マネジメントの苦労を振り返っていましたね」(同)
超新星とは逆に、BIGBANGは全員が間を置かずに入隊する方法を採った。これは5人の年齢が大きい。29歳が3人、あとの2人が28歳と26歳と、全員“タイムリミット”が近いのだ。最年少26歳のV.Iだけを残して「BIGBANGです」というのも無理がある。ならば全員が一緒に兵役に就く、という判断なのだろう。最年長のT.O.Pは今年2月に入隊。残る4人でドームツアーを成功させ、“有終の美”を飾るというわけだ。
芸能兵士という“特別枠”も廃止
韓国の全国紙「朝鮮日報」は6月12日、「一晩で売上4億円超『GD(編集部註:G-DRAGONのこと)はK-POPを世界に知らしめたスター」の記事を掲載した。ソウルのコンサートで44億ウォン(約4億3000万円)を売り上げたという記事だ。
いわゆる韓流が韓国経済を活性化させ、外貨も獲得していることは今や常識だ。ならば芸能人は兵役を免除でいいのではないかとも思うが、やはり韓国では実現は不可能に近いようだ。「男は兵役に就いて一人前」――兵役逃れは刑事罰の対象であり、発覚すれば世論が強烈に批判する。
とはいえ韓国軍も、高圧的な態度で芸能界と対峙していたわけではない。かつては一種の妥協策として、芸能兵士という“特別枠”も用意していた。芸能人を広報部門に配属させ、軍制作のCM、ラジオ、テレビ番組や、慰問コンサートに出演させたのだ。
芸能界からは隔絶されるが、軍隊内では活動を続けられる。歌や演技の勘が鈍ることを恐れる芸能人側と、薄給で芸能人を起用できる軍隊側が手を結んだとも言える。だが、この制度は13年に廃止されてしまう。芸能人による複数の不祥事が明らかになったためだ。
例えば人気歌手のピ(RAIN)は芸能兵士として、普通の兵士に比べて2倍以上の休暇を得ていたほか、その休暇中に女優とデートしていたことを報じられた。SE7ENも慰問公演の後、違法マッサージ店に向かったところをマスコミに撮影されるなどして批判の声が高まり、13年に廃止される。
T.O.Pのスキャンダルで義務警察も廃止!?
逆に11年、人気俳優のヒョンビンが“ハードな”海兵隊に入隊、世論は圧倒的に支持した。だが、厳しい軍役を希望する芸能人は少数派にとどまり、多くは「義務警察」に殺到した。これは兵役の代わりに警察署などで勤務するという制度。特に警察広報団を志望する芸能人に注目が集まり、韓国メディアが批判的な記事を掲載したこともある。芸能兵士と何ら変わりないではないか、というわけだ。
ところが、この義務警察も23年に全面廃止される予定なのだ。その原因を作ったのが、何とBIGBANGメンバーのT.O.Pという指摘もある。
T.O.Pは2月、義務警察へ入隊、ソウルの警察署で警察楽隊を担当することになった。だが16年10月に歌手練習生という20代の女と大麻を吸引したとして5月に検察が捜査。6月に起訴が発表されると、T.O.Pは精神安定剤の大量摂取で意識を喪失する。入退院の後に一審が開かれ、7月に懲役10カ月、執行猶予2年の判決が確定した。
このため義務警察の職務も「不適合」と判断を下され、「朝鮮日報」は《社会服務要員または常勤予備役として勤務する予定》と報じた。このスキャンダルが、義務警察の廃止を招いたということが取りざたされているわけだ。
ネットの発達が与える影響
韓国政府が芸能人に対し、兵役に対する優遇措置を講じても、彼ら自身がスキャンダルで壊してきたような印象も受けるが、前出のライターは、そうした“因果関係”を否定する。
「不祥事が偶然、連鎖してしまったと見るべきでしょう。例えばJYJのユチョンは16年、兵役の代わりになる『社会服務要員』の期間中、いわゆる風俗店を利用していたことが明らかになり、韓国世論の激しい批判にさらされました。ですがT.O.Pの大麻吸引は兵役前の違法行為です。徴兵制度に関する芸能人のスキャンダルも多種多様で、一概に兵役のストレスと断じることはできません。また韓国軍も兵役のストレスを減らす措置を実行に移してきました。60年代や70年代は上官が芸能人に暴力を振るったこともあったと聞きますが、今の韓国軍は芸能人が韓国経済を支えていることも知っています。軍隊と芸能界が対立項で語られる時代は終焉を迎えてきていると思います」
大きいのは兵役の期間が短くなっていることだ。60年代は丸3年。90年代に2年数カ月程度となり、現在は2年を切って1年9カ月。世間から忘れ去られることを恐れる芸能人にとっては朗報であることは言うまでもない。更に「インターネットの発達」が、芸能人の不安を減少させているという。
「韓国軍も、あまりに厳しすぎる軍律を緩和しており、今では一般の兵士でも休息時にインターネットを使用することが認められています。様々なルールは存在しますが、それを守ればSNSに投稿することも可能です。兵役中であってもファンとつながるツールが誕生したことは、芸能人にとっては文字通りの福音となりました」
韓国芸能界の対応策
一方の芸能界も、本人不在であっても活動を継続させるノウハウを構築してきたという。
「歌手の場合なら、兵役前にメンバー全員で曲を録音し、プロモーションビデオも撮影しておくわけです。俳優は難しいですが、ハードな軍役に就くことで好感度が上がり、兵役中でもCMの契約延長が行われたケースもあります。こうして今では、本人は徴兵で不在であるにもかかわらず、曲がオンエアされたり、CMがテレビに流されたりしています。芸能界で華々しく活躍することに比べれば、どうしても影響力は減少しますが、兵役による“被害”を最小限に抑えられるシステムが構築されてきているわけです」(同)
芸能人の兵役に韓国社会が寛容な態度を示せば、「平和の成熟」を迎えたと見なすこともできる。だが、何かスキャンダルが発生すれば、再び世論は芸能人の兵役に厳しくなるかもしれない。今後も韓流スターは韓国の「保守/革新度数」を示すリトマス試験紙になるのかもしれない。
週刊新潮WEB取材班
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「韓流アイドルという枠はとっくに超えています。まさにアジアのスターです。」って嬉しいね
超新星って順番に行ってるんだね、知らなかった
調べました
一番初め、ユナクさんが2011年10月に入隊
最後入隊のソンモさんが2018年4月に除隊
約7年間誰かがいないって事なんだね・・・メンバーは6人
BIGBANGや東方神起は一斉に入隊。
どちらがいいのかは、個人が決める事なんだけどね。
私は何度も言ってるけど、一斉に行って欲しい派です
こんな心強いグループも
FTISLAND
イ・ホンギは7日に放送されたJTBCのバラエティー番組「冷蔵庫をお願い」で、デビュー10周年を迎えた感想について「バンドとして10年耐えるのは難しいと言われたが、ちゃんと耐えられたので胸がいっぱいだ」と語った。
その秘訣について「メンバーで団結している。一人で演技をするという気持ちはない。そっち方面にみんな才能がないからだ」と笑いを誘った。
また軍入隊の計画があると話し始めたイ・ホンギは「一番年上が僕とジョンフンさんだが、僕たち2人が行ってしまったら、年下組の3人はやることがない。僕たちが軍隊に行ったら何をするつもりかと聞いたら、『ない』と答えた。それなら一緒に行こうと言った」と明かした。
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ごめんなさい、あんまり知らないんだけど、この記事読んでなんか心が熱くなった。
事務所の事もあるから、実際にはどうか分かんないけど・・・
きっと、BIGBANGもこんな風に話してたに違いないって思う。
で、こんな話題がでるといつも思う事は・・・
なんで、タプも誰か一緒に入隊って考えてくれんかったんやろうって事。
例えば、ヨンベと一緒に行く事が決まってれば(勝手に例題にしましたが)
タプもあんなに心細くならずに兵役前の約数か月過ごせたんじゃないかって事。
だったら、薬なんかに手は出さなかったんじゃないかって事。
きっと、初めは事務所も期間あけて行かせる予定やったんと思う。
でも、事務所の収益下がったり、タプの事もあったりと・・・
で、同じ時期に行くように進路変更したんやと思う・・・
悔やんでも悔やみきれないけど・・・・
そこには、BIGBANG皆の意見は反映されてるのかな・・・
だって、兵役ってその人の人生が変わるくらい重大な事。
とうぜん、芸能人は仕事や人気の事を考えると思う。
兵役に行く本人たちが決めたことが正解なんやと思う・・・事務所は二の次。