「かっこ良くなければ終わり」 BIGBANG 5年前に止まった時計を回せ
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「かっこ良くなければ終わり」
BIGBANG 5年前に止まった時計を回せ
●デビュー15周年を控えたビッグバン
カムバックはいつ?
⚫︎2016年正規3集「MADE」以降 門外不出
≪チェ·ジイェのエピローグ≫
チェ·ジイェテンアジア記者が毎週金曜日、埃だらけの外付けハードディスクで過去のインタビューを徹底的にはたきます。 今あなたがファンになったその歌手、そのアイドルとの昔の対話を楽しく解説します。
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1ヵ月後には、ビッグバンのデビュー15周年を迎える。 06年8月19日にデビューした「ビックバン」は、Kポップの歴史において大きな足跡を残した。 BIGBANGは韓国歌謡界の評判はもちろん、世界舞台でも意味深い足跡を残したK-POPの開拓者と評価されている。
ビッグバンは「独歩的」という修飾語がぎこちなくなかった唯一無二のグループだった。
しかし、ビッグバンの時計は5年前に止まっており、まだ止まっている。 ビッグバンは2016年12月13日、正規3rdアルバム「MADE」を発表した。 15年5月から毎月発売した4枚のシングルを集大成したこのアルバムは、ビックバンの最近のアルバムだ。
「MADE」以降、われわれはBIGBANGの音楽に出会えなかった。 トップからG-DRAGONに続き、テヤンからテソンまでの4人のメンバーは、19年11月に全員除隊し、社会に復帰した状態だ。 もう2年の歳月があっという間に過ぎ、ビッグバンはなかなか動き出す気配が見えない。
YGエンターテインメントは昨年3月、G-DRAGON、テヤン、トップ、テソンと再契約したニュースを伝え、「BIGBANGは2020年、新しいカムバックに向けた音楽準備に拍車をかける計画」と明らかにした。 カムバックの第一歩として米国の音楽祭「コーチェラ·バレー·ミュージック·アンド·アーツ·フェスティバル」の舞台を予告していたが、全世界的な「コロナ19」のためイベントが中止され、ビッグバンのカムバックまでうやむやになった。 G-DRAGONの場合、昨年11月に「現在曲作業中」とソロカムバックを示唆した。 しかし、すでに8ヵ月が経った今も、これといった進展は見られない。
なしのつぶてだ。 「YGは本当に出てこないと出てこない」という YGファンの笑い話が例外なく適用されている状況だ。 VIP(ビッグバン·ファンダム)は、この15年の歳月の間、YGのどんぶり勘定式の運営に慣れたのか、それとも解脱したのか、残念な気持ちさえ感じる。
8月19日、BIGBANGデビュー15周年を1カ月後に控え、BIGBANGの現在を知りたがるファンや大衆の声があちこちから上がっている。 それで2016年12月13日に行われた「MADE」発売インタビューをまた探ってみた。 このインタビューは、完全体「ビッグバン」の最後のインタビューだった。
BIGBANGはこのインタビューで8年ぶりにリリースした正規3枚目のアルバム「MADE」とデビュー10周年を一緒に振り返った。 当時G-DRAGONは正規アルバムが8年ぶりに出たことについて「やりすぎたという考えはあった」と話し、照れくさそうに頭を触った記憶だ。 チーム内プロデューサーのG-DRAGONは遅れたアルバム発売に申し訳ない様子だったが、「完璧でなければ出さない」という所信は曲げなかった。
「ハハ、それでも、その間何もしなかったのではなく、それぞれソロアルバムを出しました。ビッグバンとしてもシングルでもEPでも継続して作業を進めてきたじゃないですか。また、活動やツアーを休んだこともないです。正規3番目のアルバムが今出たのは運命のようでもあります。事実、僕が感じるには気に入るまで作業を延長したため、今になりました。アルバムが出るのは運命のようなものですね。」
デビュー10周年を迎えたばかりのビッグバンはチームの原動力として「愛」「情熱」「粋(カッコ良さ)」を挙げた。テヤンは「愛という言葉をよく口にする。」と話し、トップは 「ビッグバンのメンバーたちは音楽はもちろん、いろんな事に対するすべてのクオリティに'情熱'が溢れている」と笑った。
「粋」を強調したG-DRAGONは「"粋"がなく、もしどこかで「あの子達 ちょっと変じゃない。」いう言葉が聞こえたら、その瞬間(ビッグバンは)しなくなるんじゃないかな。」と答えた。
「かっこよくなければ終わり」と言って笑うG-DRAGONの口元には、
まっすぐなこだわりが感じられた。 「こんな言葉がちょっと可笑しいかもしれないが、まだ(ビッグバンは)悪くないと思います。カッコ悪いビッグバンはありえないです。やるなら、最後までカッコ良くないと。カッコ悪くなったら辞めたいです。」
この言葉のせいなのか。 5年間、まったく動かない「ビッグバン」の内部事情が気になる。 準備している新しい音楽が完璧でないせいか、もはや大衆の前でかっこいいと思わないのか、知る由もない。 もしかしたらビッグバンは、かつて世界舞台で活躍した栄光の瞬間の中で生きることを選択したのではないかという気がする。 むしろ「拍手する時に去れ」という言葉に寄りかかりたいという気持ちかも。
空白の間に浮き彫りになったチーム内のトラブルと悪材料に対する負担かも知れない。 メンバースンリの「バーニングサン事件」と脱退などをはじめとする様々な事件·事故は、過去のビッグバンの栄光と名声を大きく隠している状態だ。 この隙間を乗り越え、再びかつての「ビッグバン」の威厳を取り戻すことができるだろうかという不安も、確かにあるだろう。
しかし、寝ても覚めても「ビッグバン」を待つVIPの純情は相変わらずだった。 多くのファンはビッグバンのステージを見ながら応援棒を振り、歌いながら踊ったあの時代が懐かしい。 G-DRAGONが言ったあの「運命のような日」が、少なくとももう一度は来ることをファンは待ちわびているのだ。 また、ビッグバンの最後の記憶を燦爛たる終止符で名誉挽回したいという願いもキャッチできる。
このような国内外のVIPの長い待ちぼうけや希望を知らないはずのない「ビッグバン」だ。 15周年を控えたビッグバンは何を考えているのだろうか。
願わくば、ビッグバンもやはりファンの思い出の中で剥製された盛りの過ぎたアイドルではなく、今も生動して夢見ながら進む未来を描いていることを願う。 そして、どうか遅くない早期に新しい音楽でステージに戻って、5年前に止まってしまった時計がまたきちんと回ることを期待する。
チェ·ジイェ·テンアジア記者
@tenasia.co.kr
時計はまだ止まっていない…