スンリはいわゆる「バーニングサン事件」が浮上した後、捜査を受け2020年1月に裁判に付された。 同年3月に軍入隊し、事件が軍事裁判所に移送され、1審と2審が軍事裁判所で開かれた。
性売買斡旋と海外常習賭博などの疑いで裁判にかけられたグループビッグバンの元メンバースンリ(32、本名イ·スンヒョン)に最高裁が実刑を確定した。
最高裁判所1部(主審·盧泰愚最高裁判事)は同日、常習賭博や外国為替取引法違反などの容疑で起訴されたスンリの上告審判決期日で懲役1年6ヵ月を言い渡した原審を確定した。 このためスンリは民間刑務所に移監される予定だ。
スンリは2013年12月から2017年8月まで計8回にわたり海外で常習賭博をした疑惑などで裁判に付された。 賭博金額は188万3000ドル(約22億2100万ウォン)相当で、スンリが米国ラスベガスのコスモポリタンホテルカジノで俗称バカラをしながら500~2万5000ドルの間の金額を賭けたことが明らかになった。スンリは他にも2017年6月カジノ運営陣から賭博資金を借りながら企画財政部(企財部)に申告しなかった疑惑もある。 借りた金額は100万ドル(約11億7950万ウォン)相当だが、外国為替取引法上10億ウォンを超過する金を取引する場合、企画財政部長官に申告しなければならない。 最高裁は勝利の常習賭博と外国為替取引法違反の疑いに対してのみ審理した。
当初スンリは2015年2月から2016年1月まで日本·香港人を相手に数回にわたり性売買を斡旋し本人も性売買をした疑惑、歌手チョン·ジュンニョンなどがいるカカオトークグループチャットルームで裸体写真を送った疑惑、無許可風俗店をした疑惑、クラブ「バーニングサン」の資金5億2000万ウォン余りとユリホールディングス2000万ウォン余りを横領した疑惑など9ヶ疑惑を適用され2020年1月起訴された。
起訴された後、スンリが入隊し、事件は同年5月に軍事裁判所に移送された。 軍事裁判所は昨年8月、スンリに懲役3年を言い渡した。 追徴金100万ドル(約11億5690万ウォン)も命令した。 軍事裁判所は賭博の性質と方法、賭博資金などに照らして常習性を認めることができ、スンリが信用貸出の当事者として追徴も正当だと見た。
2審でスンリ側は量刑不当を主張し、2審はこれを受け入れ懲役1年6ヵ月に減刑した。 また追徴金も命令しなかった。 常習賭博犯行に対しては認めたが、スンリがカジノでチップを借りたが、このチップは対外支給手段に該当しないため没収したり追徴できないと判断した。
検察側はカジノチップに対して追徴を命令しなければならないとし、スンリ側は常習性が認められないという趣旨で上告したが、最高裁は下級審の判断が正しいと見た。 最高裁は「賭博の習癖が認められる」として「取得した賭博用カジノチップはカジノだけで使用が可能だという理由などで原審判断を納得した」と明らかにした。
最高裁が有罪を確定し、スンリは民間刑務所に移され収監される。 当初、昨年9月16日に除隊予定だったスンリは、昨年8月の1審で法廷拘束された。 現在、兵長の身分で国軍刑務所の未決収容室に収容されているが、兵役法上服務期間中に拘束されれば、除隊が保留される可能性もある。
スンリの残りの刑期は約9ヵ月だ。 2023年2月に出所する見通しだ。