時代を超越するアイコン
G-DRAGON
自分への確実な信頼、そして勇気、G-DRAGONが長い間愛してきた慣性の法則
Q. 先日、SpotifyとApple Musicにアップデートされた「G-DRAGON for CHANEL」のプレイリストをお聴きいただきました。 サヌリムの「青春」が流れているところが素敵ですね。
A. いつもよく聞く歌を盛り込みました。 誰かと共有したことのない個人的なプレイリストです。 サヌリムの「青春」は時代が変わりトレンドが変わり新しいジャンルが登場しても必ず僕のプレイリストにある大好きな曲の一つです。 僕のルーツのような音楽でもあります。 SpotifyやApple Musicにその時代の韓国歌手の曲をもう少し広めたいとも思いました。 この機会に韓国歌謡のクラシックになれる、韓国ならではの情緒が込められた音楽をご紹介したいと思います。
Q. サヌリムが活動していた時代の音楽があなたの感性と通じる面がありますか。
A. 同時代を生きた音楽とは言えませんが、幸いなことに、僕は80年代の終わりに生まれました。 運良く幼い頃から歌手の夢を育て、当時の韓国の大衆歌謡の神様だった先輩たちを見て育ちました。 あの頃の音楽を聴くと心に響きます。 まず曲がとてもいいです。 僕とってサヌリムはボブ·ディランのようです。 聞くたびに感心します。 最近の青春という言葉にはいろんな意味があります。身体に刻んだタトゥーのように「Forever Young」でいたいアーティストとして、そして個人としてです。 歌詞のように青春はいつか全ての人の過去になるでしょうが、それは引き続き現在進行形じゃないですか。 人生の1番美しい日はまだ来てないのかもしれません。
Q. 最近は何でエネルギーをチャージしながら過ごしていますか。
A. 色々なことのタイミングが合って貴重な時間を過ごしています。 いつからか外での活動をしない傾向にあったが、最近過ごした時間を通じて考えが大きく変わりました。 海外スケジュールもあったし、いろんなイベントに参加しながら、昔から知っている人たちと色んな場所で遭う機会が多かったです。 とても嬉しかったです。久しぶりに会っても心から大切な気持ちを伝えてくれる良い人たちには、僕も時間と心とエネルギーをあげたいです。 人々から大きなエネルギーをもらって毎日楽しく過ごしています。 そんな感じの今日この頃です
Q. ソーシャルメディアを通じて熱心に運動する姿も発見できました。 最近のG-DRAGONの日常ルーティーンが気になります。 必ず守りたい時間や習慣などはありますか?
A. エネルギーを自分で管理する必要があると思いました。 少し恥ずかしいですが、生まれて初めて日常のパターンを変えました。 なるべく暗い時は寝て、日が昇ったら起きようとします。 運動と瞑想をして、たくさん歩いて、日差しもたくさん見ます。 友達の誕生日、展示などのイベントに熱心に行って美味しい店も探し回ります。 睡眠がとても多い方ですが、時間がもったいなくて睡眠も減らしました。 そんな自分にやりがいを感じています。 ソーシャルメディアでファンと日常を共有することにも元気と力を得ます。 誰かがくれるエネルギーを、そのままありがたくもらっています。
Q. シャネルと縁が長いです。 韓国でシャネルを一番よく理解している人の一人でしょう。 シャネルと共にしたモーメントの中で最も感覚的に記憶される瞬間は
A. 5月、シャネルショーに参加するためにモナコに行った時は天気がとても良かったです。 何と言うか。夢のようでした。 とても高いヒルサイドにあるホテルに泊まりました。 景色がとても良かったし、寝ていてカーテンが開くと横になった目の高さから雲が通り過ぎました。 雲の上で寝ているようでした。 ホテルもきれいで、下にはシャネルのショーが行われるカールラガーフェルド別荘が見えました。 都市全体が現実のようではありませんでした。 かわいくてとてもエッジのあるパステルトーンで、映画「グランド・ブダペスト・ホテル」を思い出しました。 眠らなくてもずっとどこかふわふわ浮いている気分でした。
Q. スジュとホン·ギョンピョ監督とのシャネルコネクツの会話も魅力的でした。 クリエイターを貫く観点、態度には似たような部分が多いと感じました。 熱心な「アートラバー」として先日開かれたアートフェア、フリーズソウルに友人のイ·スヒョクさんと参加しました。 アーティストとのコミュニケーションで記憶に残ることは
A. 最近、海外からアーティストたちがソウルを訪問して交流し話し合う機会がありました。 僕はアート作品から服や音楽のようにインスピレーションを得ます。 それに酔うようにハマってしまうと、ずっと勉強したくなり知りたくなります。 そうして、思い浮かぶアイデアが音楽になりビデオになります。 僕が所蔵しているアート作品は、まるで生きているかのように常に異なる方法で見えます。 同じ作品でも気分によって違って見えて、詳しく見ると新しいものを発見したりもするんです。 本当に不思議ですよね。 作家と実際に会って交わす会話だけでなく、作品を通じて交感することもやはり素敵なコミュニケーションだと思います。
Q. アートに対する並外れた情熱は、どのような影響を与えますか。
A. 文章では分からないことを学ぶことができます。 少なくともそう信じているので、コミュニケーションのために常にアートを真剣に扱います。 タッチ一つ一つも丁寧に調べます。 知れば知るほど見え、より面白くなり、親しくなれます。 とても面白くて大きな学びです。
Q. これまでクリエイターとしてGDを総体的に成長させた経験が多いでしょう。 音楽以外の瞬間にはどんなものがあったのでしょうか。
A. 初めて音楽を聴いて好きだった頃の韓国の大衆歌謡シーンには、素敵で個性的な音楽とファッションがありました。 今見ても一つ一つ全て素敵で、時間があるたびによく探してみたりします。 歌手たちは本当にかっこいいです。
Q. G-DRAGONには歌手たちのどんな面がカッコ良く見えますか。
A. 定義しにくいですが、歌手らしいということは自然に、人為的ではなく自分の物語を歌い、行動も歌うようになると思います。 人生が一編の演劇なら、主人公である自分の人生を最後まで生きる姿がカッコ良く見えます。 僕もそのように生きたいし、そうしようと頑張ってます。
Q. それでは音楽的に驚くべきインスピレーションになった経験は
A. 初めてウータン·クランのファーストアルバムを聞いた時が一番強烈でした。 偶然海外のギャングラップを初めて聞いた瞬間です。 衝撃的でした。 映像がなく、英語も知らなかったので、純粋にサウンドだけで接したのですが、何を言っているのか全く分からないのに分かる気がしました。 それが音楽の力だと思います。 何も知らないのに全身に戦慄が来ました。 その時からラップをしたかったんです。 ラップで自分の考えを伝えたいという計画と夢を育てました。
Q. 音楽をアカデミックなシステムの中で勉強していません。 もしかしたら、誰よりも自分の音楽的才能を発見し、より価値のある使い方のために熾烈な時間を過ごしたのでしょう。 その過程で何を得たと思いますか
A. 初めてYGに入った時は、今のようなシステムではありませんでした。 学校に通いながら本当にたくさん怒られながら練習生生活をしました。 毎日が保障されていない生活だったので、本当に野生で暮らした感じです。 振り返ってみると、その時が一番楽しかったし、一番大変で情熱的でした。 毎日、熱望とエネルギーに満ちていました。 そんなことが懐かしくはあります。 19歳でBIGBANGとしてデビューし、当時メジャーアイドルとは少し離れた音楽をしていました。 来年にはこの分野に入ってから30年近くになると思います。 大人からよく聞く話ですが、「苦労の末に楽しみが来る」「学びにはきりがない」という言葉を体感します。 陳腐な話ですが、ますますこれが真理のようです。 長い間準備をしてきた練習生時代、あまりにも多くの思いと願い、祈りがありました。 死ぬほど渇望して苦労しました。 そのため、成功した後の生活も現実的ではないと感じることがあります。しかし、同時に、この生活も自分が作ったものであり、苦労して得たものだと思っています。
Q. 永遠に変わらないでほしい自分の姿の一つは
A. 終始一貫していること。周りの人からよく言われる話ですが、僕もそう思います。今は年を取るにつれて余裕ができて色々な面で柔和になったとすれば、若い頃は状況に応じて唐突で毒気があり、敏感で気難しく見える人だったでしょう。 それでもクォン·ジヨンという人が考えていること、志のあること、好きなものは相変わらず同じです。 一緒に働くスタッフのほとんどが20年間、手を合わせてきました。 彼らは僕にとって最大の宝物であり、この仕事を続けさせてくれる大きな存在です。
Q. もしあなたが今クォン·ジヨンを支えている夢の一部を共有するなら
A. どんな結果が出ても条件が許す限り、ずっとその場で黙々と仕事を続けます。 それは当然共有できるでしょう。 目に素晴らしい良いこと、感じた感情、感じたそのままの自分自身を共有したいです。 今までそしてこれから見せる試みが、今の僕を存在させてくれた長い夢の対象です。僕が誰かの夢になれる「いい夢」であることを願っています。」
Q.「ELLE」コリアは30歳の誕生日を迎えました。経験的に、30歳からの時期をどのように過ごしたらいいのでしょうか?
A. その時も『ELLE』で、今も『ELLE』で、これからも『ELLE』ですよね。僕も同じでしたから。一方では変わったりもします。30周年を過ぎれば、僕がそうしたように『ELLE』ならではの色が濃くなり深くなります。反面、誰もが子供でいたい気持ちもあるじゃないですか。僕もそうですし、『ELLE』もそうだと思います。
だから本当の青春はこれからです。
久しぶりにいろいろ聞けた感じで
良かった
本当は BIGBANGの事や
音楽の事もっと聞きたかったけど…
まだ話せないのかもね😂