ビッグバンのリーダーG-DRAGONが ソウルワールドカップ競技場で今年6月に開始したソロワールドツアーを 最近終えた。 19カ国29都市36回の大ツアーだった。 ビッグバンは、メンバーの個人活動が目立つグループで、ソロコンサートは、新しいものではない。 しかし、仲間の犯罪事件でグループ活動が危機に直面しており、入隊を控えた状態で、個人的感情が重々しくのしかかったツアーだった。
遠くからも世界各国のファンが 足を運ぶコンサート会場映像とコメントから見た彼のステージは 「母胎」というツアーテーマにふさわしい鮮やかな赤い色に輝いていた。 ファン達を熱狂させる彼の姿は、また頭の先から足の先まで赤い。 母胎の自分の姿に戻ろうと G-DRAGONではなく クォン・ジヨンという名前も取り戻して。
現在Kポップの現場で最も目に見える成功を収めている防弾少年団がファンダムの大きさと各種ランキングで自分達の重要性を強化して行かなければならないなら、G-DRAGONは、これ以上自分の価値を証明する必要がない、Kポップカルチャーが生んだ最高のスターだ。
彼は、十三歳から活動を開始し、毎日のように作曲とダンスを学び、大型エンターテイメントの公開アイドルグループ作成プロジェクトでデビューした。 今では 超大型スターが、わずか十数年前の研修生時代には 自己コントロールと労働集約が原則であるシステムの中で、今の席に到達した。 このシステムの中では、ほとんどのアイドルは 群舞の習得と「正しい」振る舞いに注意するが、彼は曲に ピタカゲと自己を表現する。 アイドルたちが 「正しい」生活にふさわしくないセクシーダンスパフォーマンスをする時、彼は象徴性が濃いミュージックビデオとメッセージがある扇情性で韓国社会の二重規範に挑戦する。
少年のようなイメージで女性性と男性性を奇妙に混在するユニークなファッションスタイルは 性同一性と年齢アイデンティティを混同する独創的なものだ。
G-DRAGONというスターのどの部分が韓国に属するのかだが、彼の作るバラードは、同時代の韓国人が愛する最も叙情的な曲の一つで、ダンス曲は 世代を越えて踊らせる。
彼は 韓国大衆文化でスター研究をしたなら、一番先に対象となるべき人物で、韓国の宝でプリンスだ。 一人でリードしていく者として寂しくて肩の荷が重いだろうが、彼だけの特別な楽しさで 長く長くステージで遊んでくれることを期待する。
ホン・ソクギョン
ソウル大学メディア情報学科教授
@中央日報
韓国の東大と言われる
ソウル大の教授がジヨンについて…
また出た

「韓国の宝でプリンス」