性関係(行為)の動画を不法に撮影・流布した疑いで起訴された歌手のチョン・ジュンヨン(30)が法廷で容疑をすべて認めた。
チョン氏の弁護人は10日、ソウル中央地裁刑事合意29部(カンソンス部長判事)審理で開かれたチョン氏の初公判準備期日で「公訴事実を全て認め、検察が提示した証拠にも同意する」と明らかにした。
弁護人はただ、前日夜、拘束された歌手チェ・ジョンフン(29)と女性を集団暴行したという疑惑からも告訴され、警察の取り調べを受けているだけに、この事件が起訴されたら、一緒に裁判を受けられるように日程を調整してほしいと裁判部に要求した。
裁判部は 関連事件が終わった後、裁判を合わせて進行するかどうかを決定するため、来月14日に公判準備手続きを追加で開くことにした。
また、違法動画撮影·流布被害者たちと合意したいとし、裁判所が被害者らに対し国選弁護人を選任してほしいと要請した。
チョン氏は 2015年末、アイドルグループ、ビックバンのスンリ(イスンヒョン・29)などが参加したカカオトークチャットルームで女性たちと性関係した事実を明らかにし、密かに撮影した映像を共有するなど11回にわたって不法撮影物を流布した容疑で拘束起訴された。
チョン容疑者は警察の捜査段階では こうした容疑を否認したものとされているが、同日の裁判ではすべて認め、被害者と合意した後、善処を訴える方向に戦略を変えたものとみられる。
同日は、公訴事実に対する被告側の立場を聞き、今後立証計画などを整理する手続きである公判準備期日で、被告人が出席する義務はないが、チョン被告は黒いスーツ姿で出席した。
長い髪を短く切って固い表情で法廷に入ったチョン被告は、生年月日と住所などを尋ねる認定審問に短く答えただけで、裁判の手続きが進められている間、黙って頭を下げたまま、被告人席に座っていた。
裁判所は同日、被害者との合意のため、被害者に国選弁護人を指定するかどうかも決定すると明らかにした。
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