1ヵ月かけてアルバム公開
大型歌手「分散カムバック」の理由は?
グループ·ブラックピンクが初の正規アルバムの先行公開シングルを発売してから、アルバム全体をリリースするまでにかかった時間だ。 彼女達は今年6月26日に初の正規アルバム曲『ハウ·ユー·ライク·ザット』を先行公開し、28日には2枚目のシングルをリリースする。 この2曲を含む1stアルバムは10月2日に発売される。 所属事務所YGエンターテインメントは「BLACKPINKは今年、体系的かつ徹底した計画と実践でグローバル市場を集中攻略する」と説明した。
「レコード·セッティング」戦略が再び浮上している。 1枚のアルバムをいくつかのシングルに分けて発売する戦略で、タイトル曲だけに集中していた関心をアルバム全般に分散させることができるという長所がある。 SMエンターテインメントが作った「Kポップアベンジャーズ」グループ「スーパーエム」も初の正規アルバム発売を控えて2枚のシングルを先に公開する。 まず今月14日午後1時に新曲「100」を発表した後、これに先立ってオンラインコンサートで先行公開した新曲「トラ」(TigerInside)を来月1日にリリースする。 正規アルバム「スーパーワン」は来月25日にベールを脱ぐ。
米国では2-3曲のシングルをリリースした後、全体アルバムをリリースし、その後も追加シングルをリリースするカムバック方式が一般的だ。 音楽市場の規模が大きい日本も同様に、数枚のシングルを先に発売し、ここに追加曲を乗せて、正規アルバムを完成させるケースがほとんどだ。 国内ではグループビッグバンの「メイド」(MADE)プロジェクトがこうした分離戦略の初成功モデルに挙げられる。 Aは2015年5月から8月まで毎月2曲の新曲「M」「A」「D」「E」のミニアルバムを発売し、4カ月間ずっと音源チャートで上位圏を総なめした。
音楽市場がデジタル音源を中心に再編され、音楽の消費周期が短くなった現象を反映したものだ。 約10曲の正規アルバムを発売してもタイトル曲や後続曲など1-2曲だけが注目され、発売2週目からは関心が急速に落ちる。 このような事情のため、歌手や芸能事務所には多くの曲を一度に公開するのは、さまざまな面で損をする。 むしろ音源に分けてそれを集めてアルバムにした方が、音楽を知らせ、売り上げを上げるのにさらに効果的だ。
チョン·ミンジェ大衆音楽評論家は「米国は音楽市場の規模があまりにも大きいため、歌一曲を流すだけで数カ月がかかる。 そのためリード·セカンドシングルを出した後、アルバムを発売する戦略が一般的に定着した」とし「一方、韓国は音楽市場が小さく、テレビやラジオも広く普及し、多くの費用をかけて広報するよりは、アルバム1枚で活動する場合が多かった」と説明した。
続いて「ところが、アルバム1枚を出しても、タイトル曲や後続曲程度で活動すれば、残りの収録曲は捨てることになる。 反面、自信のある曲をシングルで先に見せて、以後アルバムを出して活動すれば、広報費用は高くなるが、もっと多くの曲を聞かせることができる。 大衆の立場でもより良い戦略」と述べた。
@クッキーニュース