[アンカー]
警察が性接待と性売買、横領の容疑を受ける歌手スンリの拘束に失敗し、四面楚歌に追い込まれました。
警察の捜査力がまな板上に上がった中で、事件を譲り受ける検察は 資料検討に着手するなど意志を固めています。
[記者]
疑惑の頂点であるスンリを拘束して、延々百日にわたるバーニングサン捜査の「クライマックス」を飾ろうとしていた警察。
提出資料で300ページを超えるほど力を入れましたが、最終的に身柄確保に失敗しました。
[ヒョン・テフン/弁護士: (令状棄却理由である) 「争いの余地がある」ということは、被疑者の犯罪事実が十分に立証されなかったと...]
新しい容疑を見つけ令状を再申請するのは事実上不可能です。
警察は、在宅状態でスンリを検察に渡さなければならない立場に追い込まれました。
[キム・ハンギュ/ソウル地方弁護士会会長:事件の核心であるスンリに対して国民的疑惑が解消されていないだけに早急に検察に事件を送検して...]
スンリの令状が棄却されてから一日後に癒着疑惑捜査もうやむや状態に仕上げました。警察の捜査力に疑問符が相次いでいます。
[パク・チャンファン/ソウル警察庁広域捜査隊2係長:親交を築く過程でなされたもので、代価性が認められることは難しく賄賂罪の適用は難しいと最終判断しました。]
検察は事件を引き受け次第、警察の捜査内容を一つ一つ確認するという立場です。
最高検察庁はすでに先月からバーニングサン事件を担当するソウル中央地検刑事3部に研究官を派遣して資料検討に力を入れています。
警察に1次捜査終結権を与える内容の捜査権調整案を巡り、検察と警察との対立が起きている状況。
検察でバーニングサンと関連した新しい疑惑や既存の捜査の弱点を見つけた場合、警察に相当な打撃を与えると思われます。
@YTN
スンリは 3月に入隊する予定だったが、警察調査を避けるための「逃避性入隊」という指摘が出て、入隊を延期した。拘束令状が出たら、スンリの入隊は自動的に延期される状況だった。